日本ではシマヘビやアオダイショウと並んで固有種として広く知られているヤマカガシ。
どの蛇も水辺の付近を好み農業をしている人ならシマヘビやアオダイショウと並んでヤマカガシも良く目にするのではなでしょうから?
良く目にするほど居るので子供がヤマカガシと遊んでいたら怒る大人も居ると思います。
そこでシマヘビとヤマカガシの違いや見分け方など紹介したいと思います。
ヤマカガシとシマヘビ見分け方や違い
ヤマカガシはシマヘビ・アオダイショウと共に日本で良く見かけられるヘビの一種で日本の固有種です。
人間の生活の中でシマヘビやアオダイショウと並んで良く見られるヤマカガシですが実は毒を持つヘビだと認識されたのは数十年ほど前の事だと言われています。
そんなヤマカガシですが同じくらいの大きさのヘビとしてシマヘビとはどんな違いがあるのか?
ヤマカガシとシマヘビの見分け方について探ってみましょう!
ヤマカガシとシマヘビの違いや見分け方
《 生息地 》
- シマヘビは日本全域に生息
- ヤマカガシは北海道と小笠原諸島以外に生息
シマヘビは日本全域の耕地や河川敷などに生息していますがヤマカガシは水辺・水田地帯・湿地周辺などに多く生息していますが北海道と小笠原諸島には分布していません。
《 毒性 》
- シマヘビは無毒
- ヤマカガシは有毒
シマヘビは威嚇などしてきますが基本的には毒を持たないヘビです。
それに対してヤマカガシは毒を持つヘビで咬まれると人でも命の危険があるほどです。
《 形態 》
- シマヘビ 80〜150cm
- ヤマカガシ 60〜120cm
ヤマカガシはシマヘビと比べると成体では、やや小柄な大きさではありますが幼蛇の頃はそれほど大きな差はありません。
《 生活サイクル 》
- シマヘビ 昼行性
- ヤマカガシ 昼行性
シマヘビもヤマカガシも明るい時間に活動をすると言われています。
どちらも寒くなる冬場は土の中などで冬眠をしています。
《 繁殖時期 》
- シマヘビ 春に繁殖をする
- ヤマカガシ 冬眠前に繁殖をする
シマヘビは4〜5月くらいに繁殖時期を迎え夏に産卵をしますがヤマカガシは基本的に冬眠前に繁殖をして夏頃に産卵をします。
見分け方
ヤマカガシは一般的には首回りに黄色いリングの様な模様がついており褐色地に黒・黄色・赤色などが鮮やかに重なった体色をしています。
若いヤマカガシは、この傾向が強く現れると言われていますが中には黒褐色地だったり黄色いリング模様が無かったりする個体も居ます。
そんな時は目を見ると分かりやすいでしょう。
虹彩が赤ければ、ほぼシマヘビと言っても良く鱗も滑らかです。
ヤマカガシはシマヘビやアオダイショウと間違えやすいですが鱗が粗くザラザラしているのが見ても分かるほどです。
それとシマヘビはアオダイショウなどと比べると活発で気性も激しいのが特徴で迂闊に触ると咬んできますが毒性はありません。
咬まれると痛く少し血も出てきます。
ヤマカガシは基本的に毒を持っていますが臆病なので人を見ると逃げていきます。
それでも触ろうとすると危険を感じ威嚇して咬みついてきます。
まとめ
シマヘビとヤマカガシの見分け方などについて紹介しましたが、いかがでしたか?
簡単にまとめると
- シマヘビよりやや小柄
- ヤマカガシは毒がある
- ヤマカガシは北海道や小笠原諸島には居ない
- シマヘビは気性が荒い
- ヤマカガシは臆病
- シマヘビは虹彩が赤い
- ヤマカガシは鱗がザラザラしている
などがあげられます。
ヤマカガシは毒がありますので危険ですが人を見ると逃げますが無理に追いかけて触ろうとすると咬まれてしまうので注意しましょう。