幻のヘビと言われるタカチホヘビとはどんなヘビなのでしょうか?
また、何処に生息しているのでしょうか。
タカチホヘビの特徴について調べていきます。
タカチホヘビの特徴
幻のヘビと言われるタカチホヘビは全長30センチから60cmの小型のヘビです。
比較的に目が小さく鱗がビーズ状で、虹色の光沢があります。
体の色は褐色で黒い縦縞が入っています。
幼蛇は縦縞が不鮮明なため、他のヘビとの見分けがつきません。
年齢を重ねたタカチホヘビは黄色みが増して来ますが、背中の黒い縦縞は変わりません。
分布について
本州、四国、九州、その沿岸の島々で、森林に生息しています。
夜行性で、雨の日は昼間でも地上に現れることもあるようです。
いつもは落ち葉や倒木の下に潜んでいます。
食性はミミズを主に捕食しますが、甲虫類の幼虫も食べます。
習性について
夜行性で、土の中で生活しています。
乾燥に弱く湿ったところに生息していますが、湿り過ぎにも弱いヘビです。
ミミズの多くいる場所、雨の後夜間に見かけることが多くあります。
特定の環境を好み、一か所に沢山のタカチホヘビが見つかることがあります。
飼育について
タカチホヘビは、ペットショップなどで稀に売られていることがあります。
ネットでも販売しています。
手に入れることができても、飼育はなかなか難しいようです。
大人しく、毒がないタカチホヘビですが、温度と湿度の調整が大切になってきます。
20℃前後で飼育をしなければならなく、湿度も保たなければなりません。
餌は野生のミミズか甲虫類の幼虫を与えるので、一番大変なのは餌の確保でしょう。
釣具店で売られているイトミミズは食べません。
まとめ
幻のヘビと呼ばれているタカチホヘビですが、夜行性なので人目に付きづらいだけで、それほど珍しいヘビではないようです。
毒がなく大人しいヘビですが、温度と湿度の管理が難しく、餌の確保が大変です。
また、触りすぎると人の手の温度でもタカチホヘビにとって暑すぎるので弱ってしまいます。