シマヘビの卵って見た事はありますか?
シマヘビを実際に見た事があると言う人は多く居るかと思いますが、シマヘビの産卵した卵を見たことがあると言う人は少ないと思います。
シマヘビが産卵した卵の大きさってどれくらいか?
その卵はどんな形をしているのか?
そんな小さな疑問でもある卵の大きさや形などについて紹介したいと思います。
シマヘビの卵はどれくらいの大きさ?
日本の固有種と言われるシマヘビは全国的に生息していてアオダイショウと並んで良く目にする機会も多いヘビの一種です。
しかし、成体となったシマヘビは目にする事があっても孵化する前の卵の状態を見る機会は滅多にないので、シマヘビの卵はどんな特徴があって大きさはどれくらいなのか分かりませんよね?
そこでシマヘビの卵の特徴や大きさについて調べてみましょう。
シマヘビの繁殖時期
- シマヘビの繁殖時期は4〜6月
シマヘビは暖かくなってくる4〜6月に繁殖活動をし産卵は7〜8月の暑い夏の時期に行われます。
簡単に言ってしまうと梅雨時期の前後に繁殖し暑さがピークの7〜8月頃に産卵をします。
繁殖場所の特徴
- 土の中や石垣の隙間など
シマヘビは樹上で活動するヘビではなく地表を素早く移動するヘビですので繁殖などをする場所は意外と人の目につく様な場所が多く、外敵が少ない石垣の隙間や地表などに出来た横穴などが多く、さらには落ち葉などの下などが多くあります。
産卵数や卵の大きさ
- 1度に4〜16個
- 大きさは長楕円形で約3.9mm×2.1mm
多くのシマヘビは1度の産卵で約10個前後の卵を産みます。
個体によっては4〜5個程度のものもいれば10個以上の卵を産み落とす個体もいて一概には言えませんが平均すると10個前後を産みます。
卵は飼育しないと見る機会が少ないかと思いますがスーパーなどに売っている卵とは少し形が違い長い楕円形をしています。
長さが約4cm程度で幅が3cm程度の大きさで近い大きさの物はウズラの卵と同じくらいです。
シマヘビが卵を産んだ😎 pic.twitter.com/HAmrZiH0Bg
— @R (@abcdefGolgo0823) 2016年7月17日
孵化までの期間
- 40〜60日くらい
産卵された卵が孵化するまでの期間としては卵がある環境などによってもバラツキはありますが概ね45日程度が多くみられます。
約1ヶ月半くらいで幼蛇が殻を破って顔を出してくるでしょう。
まとめ
シマヘビの卵の大きさや形について探ってみましたがどうでしたか?
よく見る他の卵とは少し違い長楕円形な所が特徴的な卵だと思います。
今回のまとめとしては
- 卵は1度に10個前後を産む
- 卵の大きさはウズラの卵と同じくらい
- 孵化までは約1ヶ月半くらい
- 夏場に孵化する
などです。
意外と野生のシマヘビの産卵場所は身近な所が多くありますが頻繁に出入りする場所では無いので見つけにくいのかもしれませんね。