蛇の毒は、人の命までを奪いかねないことはよく知られています。

ところが、蛇の毒はそれだけではない大事な働きもしているようです。

また、蛇がなぜ脱皮するのかその仕組みはどうなっているのでしょうか。

ここでは、蛇の毒と脱皮について調べました。

蛇の毒は、動く餌を押さえつける為と消化の助けるためのもの?

蛇は餌となる獲物を口にしたときに、口になかで消化液をすでに分泌させています。

消化液は、たんぱく質と酵素がミックスされている液で、消化を助けるものです。

これが毒のある蛇なら、口にくわえた生きた獲物が動かないようにするために分泌させ、さらに消化の手助けもしています。

この消化液が強力であれば、毒も強力になるようです。

そのため、毒を持つ蛇と毒を持たない蛇との区別は、はっきりしていないようですね。

これがウミヘビになると、素早く動く魚を毒で麻痺させて動きを封じないと逃げられてしまうためです。

蛇の消化はお腹の中に入る前から始まっているんですね。

蛇は獲物を飲み込み胃に送り込むために、のどと食道の部分の筋肉が発達しているようです。

蛇の胃は大腸や小腸は、体が細い分あちこちに曲がっている部分が少なく、他の生き物と比べるとかなり短いようです。

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蛇が脱皮する仕組みは?

人間は成長するとともに、表面の皮膚細胞も体に合わせて大きくなっていきます。

通常だいたい生きている動物は、目に見える成長過程はわからないもの、体の表面から内部にいたるまで、どんどん更新されて成長していきます。

ところが、蛇は、徐々に体が成長していくのではなく、一気に脱皮という形で体を更新させ成長することができます。

脱皮をする前に、すでに外皮の内側では脱皮に向けて新しい体が出来上がっています。

新しい体がどんどん膨れ上がってくれば、表面の皮は小さすぎて破れてきます。

ある意味古い角質を落として、新しい角質を表面に形成するようなものかもしれません。

また、蛇は内骨格ではあるものの、鱗で作られている部分が外骨格に近いため脱皮で成長することが効率よかったと言われているようです。

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まとめ

蛇の毒が、消化も助けていたことは驚きですよね。また、蛇の脱皮は、徐々に成長するというよりも、古い自分を捨てて新しい自分に生まれ変わるような仕組みですよね。脱皮直後は体が固くなっていないので、天敵にはかなり敏感になるんでしょうか。

 

 

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