いつも餌を与えると飛びつくように食べていた蛇が、突然餌にはまったく目もくれずにじっとしていることがあります。
よく見てみると目が白く濁り始めていて、これは脱皮かもしれないと気づきますよね。
脱皮前後の蛇はあまり餌を食べなくなるのでしょうか。
脱皮と餌を中心に調べてみました。
蛇は脱皮が近づくと餌を食べるのをやめるの?
蛇は、脱皮前になると餌を食べなくなることが多いです。
無理やり餌をやろうとすると、運よく食いついても吐いてしまうこともあります。
脱皮前後はかなりデリケートな時期です。
食べたそうにしていなければ、無理に餌を与えることはやめたほうがいいようです。
目が白く濁り始めると、ほとんど目が見えていない状態になります。
そのためにかなり神経質になり、用心深くなっているはずです。
そのために餌も食べなくなります。蛇によってはシェルターに引きこもった状態の日が続くかもしれません。
野生の蛇になると、目が見えていないことで天敵にスキを与えないように、注意深く様子を伺うといいます。
飼育している環境の中でも、不用意に蛇の恐怖心をあおることがないように、脱皮の兆しとなる目の濁りが確認できたら、そっとしておいてあげましょう。
飼い主さんができることは、脱皮がうまく成功するために、まず保湿することを心がけましょう。
飼育ケージの中に水入れを置いておくだけで十分湿気が出ます。
ちなみに、脱皮をするときには、剥がれる古い皮と新しい皮との間には、分泌液が出ています。
この分泌液があるために、きれいに脱皮ができるようですよ。
脱皮したあとの皮がしっとりしているのは、この分泌液のおかげなんですね。
まとめ
脱皮にはある程度の周期があるようですが、脱皮が近くなったらうまく皮が脱げるように、しっかりしたレンガなどを飼育ケージの中に入れておいてあげましょう。また、冬の時期は乾燥するので脱皮不全も起こりやすいようです。脱皮は、蛇にとって大変な作業かもしれませんが、飼い主さんにとっても神経を使うところですよね。