蛇はうまく脱皮ができなかったときは、脱皮不全となりところどころ赤くなったりして、痛々しい光景を目にすることがあります。
脱皮不全は、こちらもどうしてらいいのかただただオロオロしてしまいますよね。
脱皮がうまくいかなかった部分をそのままにしておくのはよくありません。
そこで、何とかうまく脱皮ができるように温浴をさせて、脱皮の手助けをしてあげることができるようです。
蛇が脱皮不全になったときの温浴の方法は?
まず、蛇がすっぽりまるごと入る温浴用のケージを用意します。
使っている飼育ケージでも構いません。
その中にぬるま湯で2cmから4cmほどお湯をはります。
その中に蛇を入れてあげましょう。
最初は、蛇もびっくりしたような感じが見られますが、そのうちに慣れてきます。
そうしたら、上から蓋を閉めて、お湯の湯気で飼育ケージの中を軽い蒸し風呂状態にします。
そうすると、飼育ケージの中の湿気が上がり、蛇の皮も柔らかくなり剥がれやすくなります。
蛇も自分で剥がしますよ。もし、うまく剥がれていない部分があったら、手で剥がしてあげても大丈夫です。
皮が固くなって無理やり剥がすのは傷を作る原因になりますが、温浴状態のときには、湿気で皮がふやけて剥がしやすくなっています。
また、ぬるま湯でタオルを十分湿らせて、飼育ゲージの中に入れてあげる温浴でも大丈夫です。
ぬるま湯はだいたい30度ぐらいの温度にして、タオルをぐっしょり濡らすぐらいに湿らせましょう。
そして、飼育ケージの中の温度も25度ぐらいにして、それ以下にならないように注意しましょう。
どちらも温浴させている時間は蛇の皮の状態を見て決めます。
数時間で皮が柔らかくなって蛇がうまく皮を脱ぎ始めたら、蛇を取り出してあげてください。
反対に、それでも改善されなければ、タオルで体をサンドするようにして体を覆ってあげます。
注意するのは、とにかく湿らせることです。
まとめ
温浴して早ければ数時間で脱げることもありますが、数日かかることもあるようです。そのときには、毎日新たにお湯やタオルを変えて湿気を保ってください。皮がふやけて柔らかくなれば、だいたいは自分で皮を脱ぎ捨てます。脱皮不全かな?と思ったら早めに対処してくださいね。