蛇を飼育するのはわりと簡単に始めることが出来ても、気をつけなければいけないのが気温ですよね。
とくに冬の時期は温度が下がらないように注意をしないと蛇が弱ってしまいます。
冬は蛇も動きが鈍くなり冬眠に入ります。
少しでも暖かく過ごせるように考えてあげたいですよね。
そこで、蛇の冬眠に適した環境作りを中心に、保温の方法などを調べました。
冬の蛇の飼育ケージの保温方法は?
蛇は、ほとんど床の上で生活しているので、蛇の体が密着している床の部分から温めることがとても大切です。
飼育ケージの床の部分が冷えないように、発泡スチロールを断熱材として飼育ケージの下に敷きます。
さらにその上にフィルムヒーターを乗せます。
そして、飼育ケージを乗せるといいでしょう。ただし、これだけでは、蛇の適した保温にまではいたりません。
床だけではなく側面も保温できるようにします。
まず、フィルムヒーターを飼育ケージの側面に張り付けテープで固定します。
その上からさらに断熱材などで二重に覆ってしまいます。
これだけでかなり違います。また、飼育ケージの天井部分が金属のメッシュタイプならば、「暖突」という器具を使って保温することもできます。
暖突は、爬虫類用の飼育用に販売されている専用のヒーターです。
蛇は天井に登ることはできないので、蛇にケガややけどをさせる恐れもないので安全に使えますよね。
ただし、注意点があります。
保温能力は優れているものの制御することができないため、サーモスタットを併用することが必須になります。
他には、飼育ケージの天井のメッシュになっている部分から保温球を直接照射するという方法もありますよ。
この保温球は、絶対に飼育ケージの中に入れないようにしましょう。
蛇が保温球にからみつく恐れがあります。
どの方法でも、必ず床面には断熱材を施して床から温めることを基本にしましょう。
まとめ
蛇は、だいたい12月から2月ごろまでは冬眠しています。飼育ケージの中は、人間がちゃんと温度管理をしてあげれば、また元気に冬眠から目覚めてくれます。もちろん、部屋の中をずっと暖かくして、冬眠させない方法もありますが、蛇は冬眠をしたかしないかで、寿命も変わってくると言います。しっかり冬眠させて元気に過ごせるようにしてあげたいですよね。