ダニは犬や猫に寄生することは、広く知られていますが、 コーンスネークのように被毛のない生物にも寄生するそうです。
ヘビのダニは危険な病気を媒介すると言われており、早期発見が大切です。
今回の記事では、コーンスネークのダニの対策方法について説明したいと思います。
コーンスネークのダニ対策
コーンスネークだけでなくヘビ類にダニが感染することは多いと言われています。
ヘビダニは多数寄生でヘビに貧血を起こさせるだけではなく、敗血症の原因となる細菌を媒介することで知られているそうです。
ヘビに付くダニは黒いダニが多く、眼の周りやあごの下に密集していることが多いそうです。
また、水浴び容器の中に黒い粒のように見えるダニの死骸が落ちていたら、ダニが寄生していることが考えられます。
特に夏場の高温多湿の状態で、こまめに清掃せずに不潔にしている床材はダニの温床になると言われています。
ダニの予防のためには毎日の水の交換や清掃、週に1度はケージ全体の清掃を行うと良いそうです。
また、ヘビダニの駆除後も必ずケージ全体を清掃、消毒し、ダニが繁殖しやすいウッドチップなどの床材は使用せず、しばらくの間注意深く観察することが大切です。
もし寄生してしまった場合は、動物病院で寄生したダニを取り、内服薬などを処方してもらうか、自身で慎重にピンセットで剥がし、ポピドンヨードや抗生物質の軟膏などを塗って処置するという方法もあるそうです。
ただし、人間用や犬猫用の薬品を使用するのは危険ですので、専用のものを用意しておくと良いでしょう。
市販のヘビダニ駆除薬を使用するという方法もあるそうです。
また、コーンスネークを水につけてダニを全滅させるという方法も効果があると言われていますが、蛇が溺れてしまうことがあるので注意が必要ですし、2~3週間の間に何度も行う必要があるそうです。
さらに、水の中に食酢を入れることも効果があるようですが、顔周りには使用できないそうです。
新しく別の個体を迎え入れる場合には、同じケージに入れずに数週間ダニなどの寄生虫がいないか様子を見ると良いでしょう。
特に野生の個体には寄生虫がいることが多いので、兆候があったら治療し、完治してから一緒にするようにしましょう。
また、自然の中で捕まえた餌にも寄生虫がいる可能性があると言われていますので、必ず数日間冷凍してから与えるようにしましょう。
まとめ
ヘビダニが多数寄生してしまった場合や薬品の使用の仕方がわからない場合は、早めに獣医に相談することをお勧めします。
病気になってから探すのではなく、事前に信頼できる獣医を見つけておきましょう。