蛇は鳴かないし、餌代がかからないし、簡単に飼育できるペットだと言われています。
ただし、飼育が簡単と言われているのは、ペットショップで普通に売っている蛇です。
大型だったり、毒があったり。
蛇の種類によっては、自治体の許可が必要なケースもあります。
蛇の飼育が簡単だというのは、本当?
蛇の飼育は簡単だと言われています。
鳴き声を出さないから近所迷惑じゃないし、餌が数日おきでよいので、餌代がかからないし、毎日、外へ散歩に連れ出す必要もありません。
しかし、実際に蛇をペットとして飼い始めると、予想外のことが次々と起こるものです。
あんなことやこんなこともあるけど、蛇との生活が楽しい。
そう思える人が、蛇の飼い主に向いているのではないでしょうか。
蛇の飼育に許可が必要なの?
蛇の中には、自治体の許可がなければ、飼育できない種類があります。
動物愛護法第26条によって「人の生命、身体又は財産に害を加えるおそれがある動物」として指定された動物のなかに、アナコンダやパイソンなど、数種類の蛇が含まれているのです。
そこで指定された動物を飼いたい時は、都道府県知事の許可を得なければなりません。
毒がなく、相手を攻撃する力の弱い小さな蛇でも、危険を感じれば噛みつくものです。
ましてや体長10mにもなる大型の蛇となれば、小型の動物や、人間を飲み込んでしまう蛇もいます。
そういう危険な蛇がどこにいるか、自治体が把握していないと、なにかあったときに対応できないのです。
蛇の飼育に許可がおりないケースはある?
大きな蛇を飼いたいとき、スムーズに許可を得るためには、事前の準備が必要です。
蛇を購入する前に、自治体に連絡して、「こういう蛇を飼いたいので、手続きを教えて欲しい」と問い合わせましょう。
蛇を購入してから、自治体に連絡するのは禁止だそうです。
そうでなくても、自治体の担当者とは、蛇を飼っている期間中、ずっとおつき合いが続く可能性があります。
安全な飼い方ができているかどうかチェックしてもらったり、見たこともないような届出書類に記入しなければなりませんし、予想以上に手続きがたくさんあります。
その間、ずっと担当者と話したり、相談したりがあるのです。
となると・・・担当者からスムーズに飼育許可をもらうためにも、初対面の心象を良くしておいた方が得策。
「蛇の購入前に、自治体に連絡する」は、欠かさないことをおすすめします。
まとめ
大型の蛇を飼うことは、予想以上に労力がかかるものです。
買われてきた蛇の方だって、生涯をあなたに賭けることになります。
なにかと大変だろうとは思いますが、飼育の基本や、法的手続きを律儀にやっておけば、問題は少ないはず。
大型蛇との生活を、最大限に楽しんでください。