自衛隊の人も、自衛隊ではない人も、ついつい聞き入ってしまうのが、自衛隊員の苦労話。

「自衛隊に入ると、サバイバル訓練で蛇を食べなければいけない」という話がありますが・・・本当なのでしょうか?

自衛隊のサバイバル訓練で、蛇を食べるって本当?

自衛隊に入隊すると、いざという時に大活躍するために、厳しい訓練を受けなければなりません。

中でもよく話題になるのが、「サバイバル訓練中に蛇を食べないといけない」というお話。

「自衛隊に入った人は、全員、蛇を食べなければいけない」と思われてるらしいですが・・・そんなことはありません。

自衛隊の訓練は、職種によって違う

自衛隊といっても、いろいろな職種があります。

サバイバル訓練中に蛇を食べるのは、陸上自衛隊など、一部の職種だけです。

自衛隊に入った人すべてが、サバイバル訓練を受けるわけではないし、サバイバル訓練を受けたすべての人が、蛇を食べるわけではないそうです。

つまり、「自衛隊は蛇を食べる」というのは、都市伝説というか、自衛隊伝説です。

なぜサバイバル訓練で、蛇を食べるの?!

陸上自衛隊など一部の職種では、サバイバル訓練中に、蛇を食べる練習をします。

自衛隊は世界中に出かけて、いろいろな場所で活躍しますが、どこで活躍するにも、欠かせないのが食料。

そこで、現地で食料が尽きた時を想定して、食料の現地調達の練習を行うのです。

実際には、蛇で食事をしないといけないほど、自衛隊員の食料が尽きる事態は起きにくいと考えられるのですが、

どんな勉強でも、思わぬときに考える参考になったり、役に立つことがあります。

ですからどんな勉強でも、やらないよりはやった方が良いのです。(限界はありますが・・・)

蛇 食べる サバイバル 自衛隊

サバイバル訓練中に、蛇を買ってくる?!

実際のサバイバル訓練となると、「山中で蛇をつかまえて、それで食料を調達する」というのは、まずないそうです。

あらかじめ食用の蛇を購入しておいて、それを使って訓練を行います。

「現地調達の訓練なのに、食用蛇のお買い物?」とか思いますが、いくら山中でも、蛇はたまにしか見かけないそうで、蛇のほうだって、自分をつかまえに来る人間がいれば、逃げるに決まっていますから、山中とはいえ、蛇で三度の食事を調達なんて、実際にはムリ。

そこで解決策として「食用の蛇を買ってきて、さばいて焼いて食べる」という訓練が行われているのです。

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まとめ

サバイバル訓練で蛇を食べるのは、自衛隊の一部の職種です。

訓練では「蛇をさばいて食べて終わり」ではなく、自分の命をつないでくれた蛇に感謝し、蛇を供養するまでを行います。

現代人は、自分の手で動物をつかまえて食べる経験が少ない。

だからつい、忘れがちなのですが、生きている動植物の命を、食事としていただいているから、人間は生きていられるのです。

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