数年前にペットとして飼育している毒蛇に飼い主が誤って噛まれてしまい自ら救急車を呼んだ。というニュースがあったのをご存知ですか?結局、飼い主さんは飼う前に必要な申請をしていなかったので大きな問題になったのですが、自ら噛まれてしまったので自業自得というか、なんとも不憫な出来事だったのですが・・・

さて、今回はそのような特殊なケースではなく、日本に生息する毒蛇に噛まれてしまった場合の対処法を調べてみました。血清さえあれば大丈夫、だとは思いますが、まずは手っ取り早く処置をするにはどうすればよいのでしょう。

蛇 毒 処置 ヘビ

蛇に噛まれたら

まずは蛇の見極めです。日本で毒蛇の被害が多く挙げられる種類はマムシ、ヤマカガシ、ハブでしょう。ハブは沖縄にしか生息しないので本土の方が心配することはないと思います。どちらも噛まれてすぐに対処できれば命を落とすことはありません。が、治療までに時間を要したり、被害者が幼い子供やお年寄りであれば話は別。噛まれた時は焦らず、すぐに病院へ赴き治療を受けてください。救急車を要請しても問題はないと思います。その際に、どのような蛇に噛まれたかというのを記憶して伝えることが大事です。

応急処置としては、とにかく噛まれた所は動かさないようにして、縛るものがあれば傷口の上部(5~6センチ)を強くない程度で縛りましょう。カラダの中で毒が巡るのを少しでも遅らせる為ですが、強く縛りすぎると逆効果となる場合もあるので10分~20分おきに緩めて調整してください。吸引器や口で毒を吸い出す処置もありますが、口の中に傷や口内炎がある場合は避けた方がいいです。毒を吸い出し、吐く、というのを何回も繰り返し、その後は消毒の為に水や渋茶(タンニン)で口の中をよくすすいでください。

あとは、患部を冷やさないこと、お酒は飲まないことなどが挙げられますが、何よりもまず早めに病院へ行くこと。これが一番確実です。

スポンサードリンク

まとめ

病院で血清を受けるまでに数時間経過しても可能らしいですが、とにかく治療までに出来る事をまとめてみました。血清も蛇によって違うそうなので、噛まれた蛇の特徴は忘れずに!パニックになってしまうことも考えられますが、落ち着いて自分に出来る処置から始めましょう。

 

 

スポンサードリンク