日本固有種のシマヘビを飼育する人が増えてきて爬虫類など専門で扱っている店でもシマヘビが見られるようになってきました。
シマヘビは大きさも小型では無いけど大型でも無い、飼育にはちょうど良い中型で、飼育する場所も取りやすい事から人気に火がついてきましたが、飼育する時の温度はしっかり守った方が良いのか気になりませんか?
温度を管理していたら冬眠はしないのか?
冬眠するなら温度は何度くらいから冬眠をはじめるのか?
今回は温度と冬眠について紹介したいと思います。
シマヘビ飼育の適正温度とは?
ヘビを飼育する環境が整ったけど飼育する時って室内の温度は何度くらいにしておけば良いのか考えてしまいますよね?
自然の環境とは違い飼育環境では何度に設定しておけば良いのか?
ヘビは基本的に変温動物なので外気温や水温に体温は影響されやすい生き物です。
一般的にヘビはあまり餌を必要としないと言われる理由がここにあります。
変温動物は必要が無い時は外気温と同じくらいの体温でいるため他の動物や爬虫類と違って消費エネルギーが少なく済みます。
この時は多少の温度が変化しても正常に動く事が可能で恒温動物と違う所です。
では何度に設定したら良いのか?
基本的には18〜20度くらいを保つ温度にしておくと良いと言われています。
ただ、乾燥した空間だと脱皮不全を引き起こすと言われていますので飼育の際は水辺を作る事が必要になります。
飼育環境だと全身が入る程度の水を入れた容器などを用意しておきましょう。
シマヘビ飼育で冬眠は必要か?
次に考えるのは『冬眠』です。
一般的には寒くなり始める秋になってくると多くの動物などは越冬の為に冬眠をすると思います。
では飼育環境でのヘビは冬眠させた方が良いのか?
結論から言ってしまうと冬眠させる必要は無いと言っても良いでしょう。
冬場は餌が乏しくなってくるので秋までに食糧を蓄え冬眠して消費エネルギーを最小限にする目的で冬眠しますが飼育環境では寒さも凌げますし餌も与えられるので冬眠させる必要がありません。
シマヘビの幼蛇なら冬眠させずに逆に加温し餌を与えて成長させるチャンスでもあります。
無理に冬眠をさせる必要性はありません。
冬眠させて変わる事と言えば餌代や電気代くらいなもので大きく変わることはありません。
ただ、冬眠させない様に飼育するなら気温は18〜20度をキープさせておきましょう。
気温が下がってくると活発に動く事が減ってきますし餌を食べても消化しない事があります。
中途半端な飼育をしているとシマヘビの体力を大きく奪うだけになってしまうので注意が必要です。
まとめ
シマヘビの飼育時の温度や冬眠が必要かどうかについて紹介しましたがどうでしたか?
今回のまとめとしては
- 気温は18〜20度くらい
- ヘビは変温動物で気温によって動きも変わる
- 冬眠は無理してしなくても良い
- 気温が下がると消化も弱く動きも鈍くなる
などです。
温度管理が出来て餌も食べられる環境下での飼育なら無理に冬眠させる必要席はありません。
ただ寒くなる時期の寒暖の差があると鈍くなったり餌を食べても消化しなかったりと問題も出てきます。
負担のかからない飼育を心掛けましょう。