ペットとして飼われている蛇でも、大切にお世話をすると、結婚して子供を作ることができます。
赤ちゃん蛇は可愛いですが、成長すれば150cmになります。
そのことも考えて、繁殖計画をたてましょう。
ペットの蛇が、卵を産む場所は?
自然の中で生きている蛇なら、自分で産卵場所を見つけて、そこで卵を産みますが、ペットの蛇の場合、自分で産卵場所を確保できませんから、ケージの中に卵を産む場所(産卵床)を作ってあげます。
いつ産卵床を置いてあげるか、タイミングも見なければなりません。
多少の手間はかかりますが、蛇の兄弟たちが生まれてくるのを目の前で見ることができるのです。
蛇が卵を産む数はどれくらい?
蛇が卵を産む数は、蛇の種類によって違います。
コーンスネークは一度に15~25個の卵を産みますが、初産の場合、2~3個しか産まないこともあるそうです。
ペットの蛇が産んだ卵は、有精卵であれば孵化させることができます。
赤ちゃん蛇が卵から出てくる瞬間を、目の前で見られるかもしれないのです!
ただし、孵化の瞬間は感動ものでも、その後ずっと、蛇の生涯が続くことを忘れてはいけません。
卵から出てきた瞬間から、蛇の生涯がスタートします。
そのことも考えながら、繁殖計画をたてましょう。
蛇の卵を孵化させる手順は?
コーンスネークの繁殖期は、5~6月ごろ。
自然の中で生きているコーンスネークが、冬眠から覚めて、共寝をするのがこの季節です。
ペットの蛇も、この時期に共寝をするようになります。
コーンスネークのオスとメスを同じケージに同居させておけば、自然と仲良くなって、共寝が始まります。
から1ヶ月くらい経って、もしコーンスネークのメスが拒食になったら、産卵の前触れかもしれません。
その後、メスは脱皮して、脱皮から1週間後くらいに産卵します。
から数えると40日くらいです。
このころになったら、水入れを撤去して産卵床を設置します。
水入れで産卵や孵化が行われると、赤ちゃん蛇が水の事故に遭いやすいからです。
産卵床は、タッパーなどの容器に、ミズゴケやバキュームライトを敷いたもの。
お母さん蛇に、そこで卵を産んでもらいます。
卵の孵化には50日くらいかかります。
タイミングが良ければ、蛇が生まれる瞬間を見ることもできます。
まとめ
ペットとして飼われている蛇でも、飼い主が少しだけ手伝ってあげると、家族を作ることができます。
もっとも、蛇が自分で子育てすることはありません。
たくさん生まれすぎて、面倒が見きれない!
そんなことにならないよう、産ませすぎに注意しましょう。