最近、爬虫類をペットとして飼う人も増えて来たようです。
実は、ニシキヘビは種類によっては許可を取らないと家庭で飼うことはできません。
では、許可のいるニシキヘビといらないニシキヘビとは、どの様なものがあるのでしょうか。
ニシキヘビの飼育の許可とは?
ニシキヘビは毒を持っていませんが、獲物をとる方法として、獲物に巻き付き心臓を止めて捕食します。
そのため、動物の愛護及び管理に関する法律に基づき、人の生命、身体、財産に害を加える恐れがあるような特定動物として、飼育の際に都知事の許可を受けなければなりません。
ニシキヘビは許可を得なければならない個体と、無許可でも飼える個体がありますが、その分け方は、大きさにあるようです。
また、許可を得ても守るべき基準があります。
ニシキヘビで許可を得る必要があるものは、
- バーミーズパイソン
- レティックパイソン
- アナコンダ
- アメジストパイソン
- アフリカンロックパイソン
- ボアコンストリクター
です。
基本他のニシキヘビは許可がいりません。
許可がいらないものは、
- ボールパイソン
- カーペットパイソン全般
- ブラットパイソン
- レインボーパイソン
などです。
特に飼育しやすいのはボールパイソンが初心者向けとされています。
餌はペットショップやネット等で購入することができます。
気を付けなければならないのは、熱帯に生息するニシキヘビですので、温度と湿度です。
「罰則」
特定動物を飼育の際の守るべき基準とは、
- 一定の基準を満たしが飼養保管すること
- 動物が逃げ出すことがない構造及び強度を確保すること
- 定期的な施設の点検を実施すること
- 第三者の接触を防止する措置をとること
- 特定の動物を飼養している標識を掲示すること
- 施設外での飼養の禁止
- 個体認識措置をとること
です。
このことが守られない場合は6ヶ月以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。
法人の場合は、5千万以下の罰金が科せられます。
まとめ
ニシキヘビは毒のない大人しく穏和な性格です。
ペットとして飼うには飼いやすい個体ですが、それでも締め付ける力は強く、自分の頭より大きな動物を丸呑みすることのできる動物です。
ニシキヘビを飼う場合は、許可がいらない場合でもきちんと環境を整えて、最後まで飼うようにしましょう。
絶対に逃がしたりしないようにしてください。