ニシキヘビは餌を噛まないのでしょうか?
丸呑みした餌はどのくらいで消化するのでしょうか?
調べてみました。
「住処」
アフリカ大陸、ユーラシア大陸南部、インドネシア、スリランカに分布して、ニシキヘビは多湿を好み、沼地や湿地に生息しています。
食性は動物食でカエル、爬虫類、鳥類、哺乳類を巻き付いて獲物の心臓を止めます。
毒はありません。
産卵時期は3月から6月に20個から40個の卵を産み、60日~90日で孵化します。
生後1年で2倍から3倍に成長します。
性格は穏やかでペットとしても飼いやすいようです。
日本には野生のニシキヘビはいません。
動物園かペットで飼われているものだけです。
ニシキヘビはどうやって丸呑みするの?
ニシキヘビは自分の顔よりも大きな獲物を丸呑みしますが、その時ヘビは想像以上に口が開きます。
その構造は上アゴと下アゴは細い骨で繋がっているだけです。
下アゴは左右で分かれていて軟骨で繋がっているだけなので左右にも開けることができるのです。
それで自分の顔よりも大きな獲物を飲み込むことができるのです。
他の動物のようにちぎったりして食べたりはしません。
喉いっぱいの獲物を飲み込んでも、口の下に呼吸穴が開いていてそこで呼吸ができるようになっています。
骨も腹側で胸骨が繋がってないので左右に開きます。
皮膚も伸びるので、体全体で大きな獲物を飲み込めるのです。
ニシキヘビの消化は?
ニシキヘビは歯で獲物を咀嚼することができません。
丸呑みします。
ヘビは唾液からすでに、たんぱく質を分解する酵素を含んでいます。
大きい物でも1週間程度で骨まで消化します。
ニシキヘビは捕食後、心臓や肝臓、腎臓の機能を上げ、代謝率を通常の40倍まで増加させます。
消化が終わればまた代謝を下げ、暫くエサがいらないほど低燃費で活動します。
ニシキヘビには毒がないので、獲物に巻き付いて心臓を止めてから丸呑みをします。
人間のように咀嚼することはありません。
まとめ
ニシキヘビの上アゴと下アゴの構造は獲物を丸呑みできるような仕組みになっています。
顎だけでなく、体の骨の仕組みも広がるようになっています。
皮も伸びて大きな獲物も捕食できるようになっています。
丸呑みした獲物は1週間ほどですっかり消化してしまいます。