コーンスネークを飼育する際に、ケージ内に敷く床材は様々な種類があります。
ただ、床材が軽いとコーンスネークが下に潜ってしまって困ると言うケースもあるようです。
いったいなぜ下に潜ってしまうのでしょうか?
何か対策はあるのでしょうか?
そこで今回の記事では、コーンスネークが潜る理由と対策方法について説明したいと思います。
コーンスネークが潜る理由
野生のコーンスネークは、朝方や夕方の薄暗い時間や夜間に行動する半夜行性から夜行性で、主に夜間は地表面で活動し、日中は地面の穴や倒木の下などの暗がりで休んでいるそうです。
こういった習性から、飼育下においても床材の下に潜り込んでしまうことが多いと言われています。
特に、新聞紙やキッチンペーパー、ペットシーツなどの紙類はめくれやすく、下に潜り込みやすいようです。
また、コーンスネークの飼育によく用いられるウッドチップであるアスペンチップも体積が軽いので潜り込みやすいと言われています。
コーンスネークが床材の下に潜ることの問題点は、床材の下で排泄してしまい清掃が大変になるということと、常に潜っているためになかなか姿を見ることができないということが挙げられるそうです。
さらに、排泄物が個体の体に付着してしまうことも多いとされています。
対策としては、アスペンチップは浅く敷き詰めることで対応できるそうですが、紙類を使用するのであれば、こまめに清掃、交換をすること以外にはないようです。
また、床材に使用されることもある人工芝は、重さがあるのでめくることはできませんが、まれに個体を傷つける恐れがあることがあると言われています。
特に、コーンスネークの幼体を飼育する場合には使用は避けたほうが良いでしょう。
薄暗い場所を好み、潜り込んでしまうというのはコーンスネークの習性であるので、多少は仕方がないようです。
コーンスネークはヘビ類の中では比較的順応性が高いそうですが、蛇類はもともとが神経質な生物だと言われています。
床材を変えることで、ストレスを感じ体調不良になる個体もいるそうですので、慎重に対応することが大切です。
まとめ
どの床材を使用しても、下に潜り込んでしまうことは多いようですので、あまり神経質にならないほうが良いかもしれません。
どちらにしても、ケージ内の清掃は毎日行うものですから、掃除の手間やコストがかからない床材を選ぶと良いでしょう。