コーンスネークは愛嬌のある見た目と飼育のしやすさから、ペットスネーク初心者の人でも飼いやすいヘビと言われています。
そんなコーンスネークですが、変温動物であるため毎日の温度管理は非常に大切です。
今回は、寒暖差が大きい日本の「夏」と「冬」、コーンスネークが快適に生活できる温度は何度なのかをご紹介します。
夏と冬の温度管理について
コーンスネークの原産国はアメリカで、野生の場合は気温が20~30度の地域に生息しています。
そのためペットとして飼育する場合も、ケージ内を25度前後に保ってあげると良いでしょう。
日本の夏と冬は寒暖差が大きいため、特に温度管理には気を付ける必要があります。
夏の温度管理
夏の締め切った室内の温度は、何もしていないと40度以上まで上がります。
自然界に生息するコーンスネークは20~30度の地域で生活しているため、40度以上では暑すぎて元気をなくしてしまいます。
夏の間は、在宅中もしくは外出中であっても、エアコンをつけっぱなしにして室内温度を25~35度に保ち40度を超えないようにしてあげると良いでしょう。
ケージ内に保冷剤などを入れて外出しケージ内の温度のみを下げようとする方法もありますが、エアコンの代わりになるほどの効果はないので注意してください。
コーンスネークのためには、自分が外出中であってもエアコンはつけっぱなしにしておくことをおすすめします。
ただ、ヘビは人間よりは暑さに強いため、外出時のエアコンの設定は最弱冷房やドライでも十分効果があります。
冬の温度管理
冬の室内の温度は、人がいる場合でも20度以下になることが多いです。
ヘビの中では寒さに強いコーンスネークですが、元気に生活するためにはケージ内の温度は20度以上に保つよう調節してあげましょう。
ケージの1/3から半分のサイズのパネルヒーターを設置し、ケージ内で温度差が出るようにしてあげることで、コーンスネークは自分からちょうど良い温度の場所に移動してくれます。
また、12~2月は冬眠の時期に入ります。
飼い主さんが慣れていない場合は冬眠は避けてあげた方が良いこともあります。
冬眠させない場合は、上記の通り冬でも20度以上を心がけてあげてください。
冬眠させる場合は、ケージは日当たりが悪く温度変化が少ない場所に置き、ケージ内の温度は12~14度に保ちましょう。
また、常に新鮮な水を与えてあげることも大切です。
コーンスネークが冬眠から目覚めるタイミングは、気温が15度を超えた時期とされています。
その頃に、1週間程かけてゆっくりと24~25度まで体温を上げてあげましょう。
そうすることで、コーンスネークは体に負担が少ない状態で冬眠から目覚められると言われています。
まとめ
今回は、コーンスネークの飼育で夏と冬の温度管理についてご紹介しました!
飼い主さんにとって夏と冬は温度管理が大変な時期になってしまいますが、大切なペットと長い間一緒に過ごすためにも、快適な生活環境を用意してあげられると良いですね。