マムシと聞けば毒を持っているとか精力がつくなど良い部分と悪い部分の両方を思い浮かべますよね?
山歩きなどしているとうっかりヘビに咬まれてしまったなんて事もあります。
ヘビに咬まれた話はよく聞くと思いますが、今、咬まれたヘビはマムシなのか日本中あちこちで見かけるシマヘビなのか…。
そこでマムシとシマヘビの特徴や違い、見分け方などについて触れてみたいと思います。
マムシとシマヘビの違いや見分け方とは?
農作業や山菜採りなどで良くマムシに咬まれたと言う話を聞きます。
庭などの草刈りをしている時に近くで遊んでいた子供がマムシに襲われる事も少なくは無いですよね?
でもマムシって実際はどんなヘビなのか?
よくマムシには毒があると言われていますがマムシとはそもそも何なのか探ってみましょう。
マムシとは何か?
有鱗目クサリヘビ科マムシ属に属するヘビで和名はニホンマムシと呼ばれます。
北海道から九州の方まで分布している45〜60cmほどの体長のヘビで体型は胴が太いが長さが無いので見た目は少し怖い印象を受けます。
マムシは毒を持っていて毒性はハブより強いと言われていますが体が小さいので毒の量は少ないと言われています。
他のヘビとの毒の違い
日本で見る毒ヘビと言えば大きく分けてマムシ・ハブ・ヤマカガシの3種類だと思います。
どれも名前の知られたヘビですが全てが同じ毒の量を出すかと言えば違います。
名前だけ見たらハブが一番のようにも感じますが体の大きさや牙の関係などで差が出てきます。
人間にはどんな害があるのか?
毒ヘビに咬まれると疼痛や腫れが出てきます。
重症の場合は吐気・頭痛・めまい・血圧低下・意識混濁・痺れなど様々な症状が現れてきます。
マムシとシマヘビの特徴の違いは何か?
非常に怖い毒を持つマムシと毒は無いが攻撃性の強いシマヘビでは、どんな違いがあるのか?
≪体長≫
マムシとシマヘビではシマヘビの方が倍近く長さに違いがあります。
また胴回りの太さもマムシは太いですがシマヘビは細長いので見た目で分かりますが幼蛇の頃だと判断しにくいです。
≪頭部≫
ナミヘビ科のシマヘビやアオダイショウはどちらかと言えばスラっとした顔をしています。
対してマムシはクサリヘビ科でクサリヘビ科のヘビは頭が三角形に近い形をしています。
≪模様≫
シマヘビとマムシの違いとしてあげられるのが模様です。
シマヘビは基本的に4本の縦縞があるのに対してマムシはゼニガタの様な模様があります。
≪活動時間≫
シマヘビは昼行性ですがマムシは夜行性と言われ赤外線感知器官(ピット器官)があり夜でも餌を探す事ができます。
まとめ
マムシとシマヘビの特徴の違いについて触れてみましたが言われるとそうだなと思う物もありましまよね。
今回まとめたものは
- マムシは意外と小さく胴が太い
- 強い毒性がある
- 人によっては毒が重症化する事がある
- マムシとシマヘビでは体長に差がある
- マムシはゼニガタ模様が見える
- マムシは夜でも餌を探せる
などになります。
マムシとシマヘビの見分け方としては模様や頭の形、活動する時間などから見分けられるでしょう。