ヘビを飼育するのは、他のペットよりも放っておける分楽ですよね。ただ、ヘビも病気になります。ヘビは鳴いたりすることがないので、ヘビの日常生活の異変を、人間が気づいてあげる必要があります。
ヘビの病気の中で心配なのがマウスロッドという症状です。普段のヘビを見ていれば、異変に気付けるはずです。そのマウスロッドの症状について調べました。
マウスロッドの症状
マウスロッドとは、蛇の口の中に白い膿が塊としてたまってしまう口腔内の病気です。
マウスロッドに侵されたヘビの症状は、餌を食べなくなってしまったり、拒食のような症状を見せたりします。食欲にあまり変化がなくても、餌の好みが変わるなどの症状が見られます。
具体的な例は、今までは、昆虫を好きで食べてくれていたのに、急に柔らかい昆虫を好むようになったりします。
このような症状が出る理由は、口の中に痛みが出るために、硬いものを口に出来なくなり、柔らかいものを口にしたくなるようですね。人間の口内炎のようです。
もし、食欲が落ちているようなら、痛みが激しくて少しずつしか食べられず、食欲がだんだん落ちてきているのかもしれません。ヘビの行動の異変以外にも、人間の目で確認できる症状もあります。
マウスロッドになると口の周りに泡状のものが付着していたり、よだれが出たりします。
また、口の中を見ると歯ぐきや舌が赤く濃い紫色になることもあります。症状が進むときつい口臭も出します。マウスロッドはそのまま放っておくと、体の内部も侵され髄膜炎などにもなるようです。
マウスロッドの症状を改善させるには、マウスロッドになった原因を治さなければ改善されることはありません。マウスロッドは、細菌から感染して発病するものです。発病したヘビから他のヘビに感染していくようですよ。
まとめ
マウスロッドは、ヘビからの感染だけではなく、寄生虫などからの二次感染からマウスロッドになることもあるようです。ヘビは、自分から異常を訴えることができません。常にどんなふうして過ごしているか、様子を見て体調の異変にはすぐ気づけるようにしておいたほうがいいですね。