穏やかで人懐こく、ハンドリングしやすいコーンスネークは、初めてヘビを飼うことを考えている人におすすめのヘビです。
全長120~180cm程度でカラーバリエーションに富んでいることから、ペットスネークとしての人気も高まっています。
さて、ヘビの飼育で疑問が多いのが「脱皮」についてです。
初めてヘビを飼う人にとっては不安要素の一つだと思います。
今回は、人気の高いコーンスネークについて「脱皮する時期や兆候は?」「脱皮時のお世話はどうすればいいの?」の2点について詳しくご紹介していきます。
コーンスネークの脱皮の兆候は?
目を見ればわかる脱皮の兆候
ヘビの脱皮は、幼蛇の場合は2~3週間に1度、成長するにつれてその回数は減っていき、成蛇になると年に1~2度脱皮すると言われています。
脱皮の時期を正確に把握するのは難しいですが、脱皮時期が近付くとその兆候が目や体に現れます。
脱皮時期が近付くと、目が白く濁り、体の色もくすんできます。
そしてその後、目の白濁が収まった3~4日後に脱皮すると言われています。
脱皮するために、頻繁に水に浸かるようになることもあります。
白色のコーンスネークの場合体のくすみは見分けづらいですが、目の白濁や、頻繁に水に浸かる行動が見られたら脱皮のサインと考えて良いでしょう。
脱皮時のお世話について
脱皮の兆候が出始めると、その時期はやや神経質になりがちです。
餌を食べなかったり、フンの排出ペースが乱れがちになったりする場合があります。
飼い始めたばかりの頃はいつもと様子が違うため心配になるかもしれませんが、目や体が白濁しているなどの脱皮の兆候が見られたら「脱皮の準備をしているんだな」と温かく見守ってあげてください。
また、脱皮が始まった時に気を付けることは、ケージ内の湿度と温度です。
特に湿度が重要で、ケージの中の湿度が足りなかった場合、脱皮に時間がかかることや脱皮不全になってしまう恐れがあります。
乾燥してうまく脱皮できていないと思ったら、霧吹きで水を吹きかけてあげてください。
脱皮時は体をこすりつけて脱皮するので、ケージの中にしっかりと重さのある頑丈なものを置いてあげて脱皮しやすい環境を作ってあげるのも良いかもしれません。
まとめ
今回はコーンスネークの脱皮についてご紹介しました!
ヘビが成長していくために必要な脱皮は、飼い主さんにとっても大切な瞬間です。
脱皮しやすい環境をしっかりと用意してあげて脱皮時は温かく見守ってあげられると素敵ですね。