日本には「蛇の神さまは卵が好き」という信仰があって、三輪山で信仰されている大神神社には、卵が供えられています。
でも、蛇は本当に、卵を食べるのが好きなのでしょうか?
どのくらいの大きさの卵なら、丸呑みできるのでしょうか?
蛇が卵を食べるのが好きって、本当?
卵を食べるかどうかは、蛇の種類によって違います。
卵を食べる蛇、全く食べない蛇、卵しか食べない蛇・・・卵だけを食べるのが、タマゴヘビ。
鳥類の卵しか食べないことで有名な蛇です。
タマゴヘビが丸呑みできる卵のサイズは?
タマゴ好きで知られるタマゴヘビですが、スーパーで売っている鶏卵のような、大きな卵は丸呑みできません。
大人のタマゴヘビが食べられるサイズは、ウズラの卵くらい。
子供のタマゴヘビが食べられるサイズは、ジュウシマツの卵くらい。
もしスーパーの鶏卵を丸呑みしようとしているタマゴヘビがいたら、お腹がすいてるか、欲張りなのか、新メニューに挑戦なのか・・・どれなのか判りませんが、たぶん珍しいことです。
蛇が大きな餌を丸呑みできる理由は?
蛇は、自分の口に較べて、かなり大きな動物でも、丸呑みする形で食べてしまうことがあります。
「すごいよくばりねー、無理やり飲み込んでる」とか、「あんなに口をあけて、痛くないの?」とか、いろいろな解釈をする人がいると思いますが、
蛇は「なんとしても大きな餌を食べたい」と思って、無理やり口をあけているわけではありません。
蛇の頭部には、関節がたくさんあります。
その関節が自由自在に動いて、大きな餌を飲み込める構造になっているのです。
だから、大きな餌をたべたいばかりに、痛いのをガマンしながら大口あけて食べている。
というわけではありません。
まとめ
蛇の関節は自由自在で、かなり大きな餌でも丸呑みにできます。
といっても、どこまでもOKではありません。
「食べたい餌だったけど、くわえてみたら大きすぎた!」という場合、蛇があきらめたり慌てたり、餌を吐き出すことがあるそうです。
自分が食べられるサイズかどうか、見てわかんないのかな?