「蛇の色といえば?」と聞かれたとき、最初に思いつくのは、どんな種類の色ですか?
真っ黒の蛇や、縁起の良い白蛇が知られていますが、人肌みたいなベージュ色の蛇もいるのです。
日本では3種類。黒い蛇の種類
黒い蛇は、「黒化型」という種類です。
本来は別の色をした蛇が、体色変異で黒く変化すると、真っ黒な黒蛇になります。
日本の黒蛇には3種類あるといわれ、マムシ、ヤマカガシ、シマヘビの黒化型です。
黒いシマヘビはよく見かけられるようで、「カラスヘビ」という俗称があります。
日本の家庭の庭で黒い蛇を見かけた場合、大半がカラスヘビだそうです。
1963年、日本に出現した黒蛇。しかも大蛇?!
1963年、日本に黒い大蛇が出現して話題になりました。
東映動画の劇場用アニメ映画、「わんぱく王子の大蛇退治(1963年)」というのがありまして、ここに出てくるのが、真っ黒い大蛇(だった気がする)。
のびやかでなめらかで大胆な大蛇、観ていてスカッとします。
機会があったら観てください。
日本の白い蛇は、何種類?
白い蛇のほとんどが、アルビノです。
アルビノは遺伝によって一定数が発生するもので、日本のどんな蛇にも、発生する確率があります。
有名なのは岩国の白蛇(アオダイショウのアルビノ)。
天然記念物として、保護されている白蛇です。
また、ペット用の蛇・コーンスネークには、「スノー」や「ブリザード」と呼ばれる白い蛇がいます。
コーンスネークは、交配によって、どんな色の蛇が生まれるかが判っています。
それで、白いコーンスネークを意図的に作り出せるのです。
1958年、日本に出現した白蛇
1958年、日本に白蛇が出現しています。
説明無用の超有名な白蛇、知らない人がいるわけが・・・いるんだろうな。
日本のアニメ映画「白蛇伝(1958年)」。
宮崎駿監督を、アニメーションの世界に導いたと言われる名画です。
映画のヒロイン・白娘(パイニャン)は白蛇の妖精。
当時17歳の宮崎少年が、白娘の純粋さ・ひたむきさに一目惚れをしたことから、すべてが始まりました。
日本アニメのあれもこれも、この映画に原点がある。
非常にパワフルなアニメなのです。
ベージュ色の蛇の種類は?
ベージュ色の蛇は、マムシやアオダイショウの幼生だったり、さまざまな蛇のアルビノであることが多いようです。
アルビノといっても、雪のように真っ白なもの、すこし黄色っぽいもの、ベージュ色に見えるものなど、
さまざまな色があるのです。
幼生やアルビノは身体が弱かったり、性格が穏やかでデリケートな固体が多いので、もし野生のものを見かけたとしても、つかまえない方が良さそうです。
たとえつかまえてもエサを拒否したり、飼育が難しいことがあります。
まとめ
黒い蛇はほとんどが黒化型、白やベージュの蛇は、アルビノと考えて良いでしょう。
ベージュ色の蛇の映画は思い出せませんが、ベージュ色の蛇の夢を見ると、金運が期待できると言われています。
蛇は神さまの使いですから、蛇の夢自体、縁起が良いものなのです。
蛇の夢を見たら、宝くじを買ってみるとか、なにかのトライをすると、結果が良いかもしれません。