シンガポールと沖縄に、黄緑色の小さい蛇がいます。

どちらも細いし可愛いし、身体の色がきれい。

蛇嫌いの人も、つい見入ってしまう可愛らしさです。

オリエンタル・ホイップスネーク~シンガポール在住

シンガポール在住の蛇、「オリエンタル・ホイップスネーク」。

明るく可愛い名前で、絵の具を塗ったみたいな、きれいな黄緑色です。

もともと顔つきが優しいほうですし、爬虫類としては珍しく、顔の前方に眼があります。

眼が前方だと、蛇とは思えない人間味あふれる表情になりますから、「蛇は嫌いだけど、これだけは好き」というファンがいるほどです。

一応は毒蛇なので、人間に見つかると殺されてしまうそうですが、毒といっても・・・毒性が弱すぎて、ほとんど効かない。

おとなしいので、そもそも人間をかまないそうです。

オリエンタル・ホイップスネークは、住宅地の草むらなどで、ぼんやりすごしているだけ。

風で草木が揺れると、一緒に身体を揺らして、「自分は草木です」と、カモフラージュするらしいです。

もしシンガポールで見かけたら、ほんとにやるかどうか、観察してみてください。

蛇 緑 シンガポール 沖縄 細い

リュウキュウアオヘビ~沖縄在住

沖縄在住で可愛がられているのが、リュウキュウアオヘビです。

性格はおとなしいというか、臆病なくらいの優しい蛇。

人間を見ると、逃げる。

水や農薬が身体にかかっただけで、逃げる。

「あ、蛇だ」という声を聞いただけで、どこかへ逃げていくそうです。

毒はないし、ミミズを食べるのがやっとの細い蛇なのですが、沖縄にはハブなどの毒蛇がいますから、「蛇は凶悪なもの」というイメージが強い。

そこで、「蛇ならなんでも殺してしまえ」と考える人がいて、犠牲となることが多いそうです。

リュウキュウアオヘビは、交通事故の犠牲となることも多く、(ハブと間違われて、車で轢かれることもあるそうです)沖縄在住といっても、なかなかたいへんな生活をしています。

他の蛇と同様、人間が何もしなければ何もしませんから、沖縄で見かけたら、そっとしておいてあげてください。

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まとめ

蛇が嫌いだと、蛇をなんでもかんでもやっつけたくなりますが、オリエンタル・ホイップスネークやリュウキュウアオヘビは、そういう気持ちの犠牲にされやすい蛇ですが、毎日、自分の体質に合った美味しいものを食べて、安心して過ごしたい。

蛇も人間も、そのことにかわりはありません。

お互いに、何もしなければ何もしないのですから、上手な距離を保ちたいものです。

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