蛇の種類はどれくらいあるの?
今回、日本の蛇の種類について調べてみました。
全世界の蛇を合わせると、約3000種がいると言われています。
毒蛇は蛇全体の25%にすぎず、ほとんどの蛇は心配ないそうです。
「世界の蛇の4匹に1匹が、毒蛇ということだ!」と、震え上がる人もいるかもしれませんが、日本の蛇の種類は36種類、毒蛇はそのうち3種類にすぎません。
日本で蛇を見かけても、それほど神経質にならなくて良いのです。
日本の庭で蛇を見たら?
自宅の庭で蛇を見かけて、「もし毒蛇だったら」と、怖くてたまらない。
そういう人はたくさんいるようですが、日本の毒蛇は3種類しかいないので、気にしすぎない方が良いかもしれません。
海外の毒蛇には乱暴者もいますが、日本の毒蛇は臆病なのが多い。
人間の方から蛇に近づいて驚かせたり、いじめたりしなければ、蛇の方から威嚇したり、攻撃してくることはないのです。
毒蛇の種類の見分け方は?
日本に生息する毒蛇は、マムシ・ヤマカガシ・ハブ。
この3種類を覚えておけば、蛇の心配は半減することでしょう。
まず、マムシは体長45~75cm。
土に似た体色をしていますから、じっとしてると目立ちません。
それで人間から間違って踏まれたり、蹴られたりすることがあります。
マムシが人に噛みつくのは、ほとんどの場合、驚かされたからです。
マムシを見かけたら、騒がず静かに立ち去りましょう。
次に、ヤマカガシは体長70~150cm。
赤かったり黒かったり、体色はいろいろです。
これも攻撃されなければ、自分から攻撃してくることはありません。
沖縄在住。ハブだけは要注意?
要注意はハブ。
日本の蛇にしては気性が荒く、自分からケンカを売ってくる可能性があります。
ただし、ハブは沖縄在住の蛇。
沖縄にしかいません。
さらに沖縄では、ハブを捕まえると自治体から報奨金が出ます。
報奨金効果のせいか、最近の沖縄では、ハブが減少しているそうです。
まとめ
「蛇はみんな毒がある」と思っている人もいますが、毒蛇は、マムシ・ヤマカガシ・ハブの3種だけです。
ちなみに、ハブを捕まえると自治体からお金をもらえるのに、「岩国のシロヘビ」は地域から大切にされています。
天然記念物に指定され、白蛇神社や保存会があり、瑞兆として尊ばれ・・・冷遇されているハブが聞いたら、うらやましがるかもしれません。