蛇モチーフの刺青を、いれたことはありますか?
どんな色で、どんな意味をこめて入れましたか?
刺青を入れるのはかなり痛いので、無意味にファッションでなんとなく、ではつまらない。
蛇の刺青には、どういう意味があるのでしょう。
蛇モチーフの刺青は、どういう意味?
蛇モチーフの刺青には、多くのデザインがありますし、一つ一つ、デザインによって意味が違います。
もっとも知られているのは、ウロボロスの刺青です。
自分の尾をくわえた蛇の姿で、タトゥーに興味のない人も、歴史書や美術書などで、見かけているのではないでしょうか。
終わりのないエンドレスな姿ですから、永遠・永続性・循環性・宇宙など、哲学的な意味がこめられたり、蛇神を示すこともあります。
海外では、ガラガラヘビのタトゥーが大流行したことがあるそうです。
ガラガラヘビは、人間が攻撃しない限り、何もしない蛇。
そこから「Don’t tread on me(俺を踏むな)」、
つまり「俺が怒った時は、俺が原因じゃないからね」という意味が生じ、そのユニークさが好まれたそうです。
蛇モチーフの刺青は、一色と多色、どちらがいい?
蛇モチーフの刺青をするとき、迷うのが色数です。
特に決まりはありませんから、一色でも、多色でカラフルでも自由なのですが、インドの蛇の神さまであるナーガや、日本で有名な大蛇・ヤマタノオロチを多色で彫ると、豪快で派手、実に見事なタトゥーが出来上がるそうです。
ただし、ここまで派手な刺青を彫ると、彫ってもらった人がすごく痛い・・・のはもちろん、作業に何ヶ月もかかりますから、彫る人にとって、大変な重労働になるんだそうです。
超大作の龍を彫り上げた彫り師さんが、半年かかった超労作だったので、彫ってもらったお客さんに「記念写真を撮らせて!」とお願いした。
そういう話を聞いたことがあるし、記念写真も見せてもらいました。
新車が数台買えるくらい、費用がかかるそうです(・・・)。
蛇モチーフの刺青を入れたら、お金持ちになれる?
蛇は日本で、金運を招く神さまとして信仰されています。
「蛇の神さまをタトゥーにしたら、お金持ちになれるんじゃないか」と思ってしまいますが、実際には難しいようで、神さまや仏さまのタトゥーは、お客さまにおすすめしない彫り師がいるそうです。
なぜなら、神さまや仏さまをタトゥーとして身体に彫ると、寝る姿勢によっては、自分の身体の下敷きにしてしまうから。
ナーガやヤマタノオロチなど、好まれる蛇神モチーフもありますが、お金儲けを目的に蛇神の刺青を彫るのは、避けた方が良さそうです。
まとめ
蛇の刺青には、哲学のように奥深い意味がありますし、「この刺青と生涯生きていく!」と決意する気持は判りますし、だから夢を壊すようで申し訳ないのですが、高齢になるにつれて、刺青はしわしわになるんだそうです。
(知人の知人くらいの人に彫り師がいたので、いろいろ耳にしてしまった・・・)
ダミーで楽しむとか、期間限定にするとか、なにか対策した方が良さそうです。