風水、夢占い、神話、言い伝え、祟り。
意外と様々な面で登場する蛇。
忌み嫌われる存在でありそうな蛇ですが、なぜこんなにも象徴的な存在として祀られるのでしょうか?
少し掘り下げてみていきたいと思います。
なぜ人々にとって蛇は象徴的な存在であるのか
昔から蛇は宗教・信仰・国々の文化において象徴的な意味合いを持つ者とされ崇拝されることが多くありました。
これらの全てを広く深く掘り下げて調べるとなると、その情報量は膨大です。
ですから私たちが一番関心を持ちやすく触れ合うことの多いものから少しずつ見ていくことにしましょう。
まず、風水や夢占いなどがありますよね。
風水では蛇は幸運をもたらす者。
蛇に出会うと良い縁をもたらす、金運がアップするなどをいわれます。
蛇をモチーフにしたアクセサリーや小物も目にすることが多いですよね。
また夢占いにおいては内容によりけりですが、吉夢を示すことが多いのです。
夢の中に蛇が出てきたとき、それはあなたにとって幸運をもたらす夢なのかもしれません。
夢占いの元となるのはフロイトやユングが唱えた夢分析。
それぞれに解釈は違いますが夢についての深層心理学を深く追及してあります。
『ウロボロス』とは自らの尾を噛んで環となった蛇を図案化したもので、古代から死と再生の象徴とされています。
ユングはこれを人間精神の原型を象徴するものとしています。
そして、知恵の象徴。
これは世に広く伝えられるアダムとイブのお話から。
『創世記』によると、人間はエデンにある知恵の木の実を食べることを禁じられていました。
その実を食べると死んでしまうから。
しかし蛇にすすめられ二人はその実を口にした。
結果、善悪の知識を得た二人はエデンを追放されてしまう。
そして蛇は神の罰を受け地を這いずることになった。
この話の起源から蛇は人に知恵を与えたものとして『知恵の象徴』とされる存在となったそうです。
まとめ
世界各地での信仰や文化に深く関わってくる蛇。さまざまな視点から象徴とされるには起源があり、また精神的・心理的な分析をされてきた経過や解釈があり、言い伝えてきた人々の歴史がありました。
あなたにとって、蛇は何の象徴ですか?