蛇は見るのももちろん触るなんてとんでもない!嫌いだし怖い!という人が圧倒的に多いですよね。
地面を這うような姿が気持ち悪いのか、もしくは、毒があると言われているのでどうしても狂暴なイメージがあるのか。
ところが、蛇が嫌いと思う心理には他にも理由があるようです。
そのあたりを調べました。参考にしてみてくださいね。
蛇が嫌い!怖い!と思う心理はどこからきているの?
昔から蛇にまつわるいろんな伝説やお話が数多く残っています。
もちろん、信仰を集めていた蛇のお話もありますが、もっとさかのぼれば、アダムとイブのお話の中に、イブをそそのかした蛇のお話が出てきます。
この蛇はしたたかで恐ろしいヘビで、お話の中では蛇は悪魔の化身として表現されているようです。
他にも、蛇には恐ろしい言い伝えがたくさん残っています。
そんな言い伝えが人々の中で嫌悪感として感じることになったのかもしれないという説があります。
人間が蛇のことを見聞きしたことで学習し、心理的に受け付けないということのようです。
また、生物学的には、哺乳類は爬虫類である蛇を嫌う習性があると言います。
実際蛇に接したことがない犬や猫でも、蛇を見ると飛び上がるほどびっくりするような行動を示すようです。
サルも同じく蛇に対する嫌悪感が本能として残っているために、蛇を嫌いなサルが多いと言われています。
興味深いのは、蛇を見たことがない人間の子供に蛇を見せるとすぐ恐怖感を見せたようですが、同じく生まれて間もないサルに蛇を見せたところ、意外にも怖がるような反応はなかったことようなんですね。
ところが、そのサルに、他のサルが蛇を怖がる様子を見せた途端に、そのサルも蛇を怖がり始めたようなんです。
これが学習能力ですよね。他のサルが危険な目にあうかもしれないという光景が記憶として残り、蛇を嫌うようになるといった心理のようです。
まとめ
蛇を嫌う気持ちは、ほぼ本能に近いのかもしれませんよね。蛇の中には毒を持たない蛇もいます。蛇はいろんな動物に嫌われているわりには、蛇のモチーフで飾られた宝飾品もよく見ますよね。嫌われながらも蛇の存在は神秘的な部分も見え隠れします。そういった意味でも蛇は本当に不思議な生き物かもしれません。