『双頭の蛇』とはその文字通り、2つの頭をもつ蛇のことです。双頭の頭をもつ蛇をご覧になったことがあるでしょうか?ただでさえ珍しいのに、これに加えてアルビノだったら・・・
きっとマニアにはたまらないのでしょうね。
そんな珍しい双頭+アルビノの蛇について探ってみました。
頭が2つでアルビノ。そんな珍しい蛇はどこにいるの?
そもそも双頭の蛇とは、卵の中でカラダだけがくっついてしまった突然変異種なのだそう。
頭が2つあるならエサも2倍食べるのかな?と思いきや、内臓は1つなので1匹分のエサを半分にしてそれぞれの頭に与えてあげるといいんですって。
でもエサやりの間は気を付けてみていないと大変。先に食べ終わった方がもう一方のエサを横取りしようとしたり、エサの臭いがついた相方の頭を間違えて食べようとしたりとハプニングが起こってしまうことも。
野生の中ではほとんど生きていくことが出来ないといわれ、飼育下でも1匹の個体を飼うより手間がかかるので大変です。それでもやっぱり珍しい種なのでマニアの間では高値で取引されるようですよ。
さて、そんな珍しい双頭の蛇にアルビノで生まれた蛇がいるとのこと。ちなみにアルビノとは先天的に皮膚・髪(体毛)のメラニン色素が欠乏する遺伝子疾患をもって生まれたものです。白いカラダで目が赤いことが特徴ですね。
米フロリダ州の保護施設内において生まれた双頭のアルビノの蛇。
ミルクヘビと呼ばれる種類で本来ならカラダの体色はオレンジ、黒、白などの斑紋が色鮮やかなタイプが多いのですが、アルビノなので黒い部分の色素が欠乏しています。
オレンジの色はちゃんとあるので、真っ白な蛇というわけではありませんよ。普通のミルクヘビだとアルビノで生まれる確率は10000匹に1匹。
この数字から見ても非常に珍しいことがわかりますが、双頭で生まれたのでそれはもう天文学的な確率だと言われています。
この蛇はギリシャ神話に出てくる怪物から名をとり「メドゥーサ」と名づけられました。
フリークスショーの責任者がかなりの高値で購入したとか。(600万円ほど!)
ちなみに2013年にはロシアのモスクワ動物園でカリフォルニアキングスネークと呼ばれる種類の双頭のアルビノ個体が展示されていたようです。こちらは完全に双頭の白蛇です。しかしながら現在も展示されてあるかは不明。
まとめ
蛇1匹(いや2匹?)に600万円。マニアの金銭感覚がどうなっているのか不思議です。
飼い主さんの為にも、双頭アルビノさんは長生きしなくてはいけませんね。