蛇には足がありませんよね。
それは誰もがよく知っています。
蛇がくねくねしながら素早く移動しているところを見ると、足は必要がなさそうですよね。
ところが、蛇によっては足の痕跡が残っている蛇もいます。
ということは足があったのでしょうか。
その足がどんな理由で退化になってしまったのか。
足があったかなかったかの説とはちょっと違うようです。
そこで、なぜ蛇の足が退化したのか、そのあたりを調べました。
蛇の足が退化したと思わせる痕跡とは?
蛇には、足があったと思われる痕跡が残っていると言われている部分があります。
蛇のお腹の部分をお尻の方から撫でてみると、引っかかる部分がいくつかあるようです。
この引っかかりで、木々や壁に引っ掛けて登ることができます。
その部分が足の痕跡と言われているようです。
蛇は、狭い隙間に入るのがよくありますよね。
そこで足があると狭い隙間に入るのに、足が邪魔になるから退化させたと言われています。
足の痕跡が見られる蛇は、あくまで先祖から進化したグループの蛇です。
もともと爬虫類の一部は、地中でも生活しやすいような進化を遂げたことで、四肢が退化しという話です。
他にも、水の中でも生活がしやすいように進化をしたという説もあります。
なぜ足がなくなったかという視点ではなく、蛇が生活していく上での環境が退化を促したと考えるのが自然なのかもしれませんね。
蛇は足が退化してしまっても、狭い隙間から隙間へとあっという間に移動できます。
天敵から逃れやすいですよね。
蛇は意外に筋肉ががっちりしています。
そんな重い体を足で支えていたらかなり負担がかかりますよね。
退化の意味は、もともとあったものをなくしてしまうことです。
足は、蛇にとってあくまでも余分な部分だったのかもしれません。
まとめ
蛇はもともとトカゲから枝分かれした生き物と考えられています。生物の体の退化は、生きていく中で生活に順応できるように変化していくのでしょうか。蛇が先なのかその環境が先なのか、蛇は足が退化したことでデメリットはなかったのでしょうか。とても興味深いですよね。