蛇がくねりながら動いている様子を見ると、関節がなさそうにみえますよね。
体が柔軟にできていることで動いているのかと、間違えている人もいるようです。
蛇のしなやかな動きから背骨がないと思われがちですが、ちゃんと背骨はあるんですね。
そこで、蛇の背骨や脊椎の数はどのぐらいなのか調べました。
蛇に脊椎はあるの?背骨の数はいくつあるの?
蛇には、尾の先端までかなりの数の背骨があります。
背骨が比較的に少ないとされているマムシでさえ、200近い背骨があるようです。
蛇の種類によっては300を超える背骨をもつ蛇もいます。
蛇が動くときにちゃんと尻尾の部分までくねらせていますよね。
そこまで背骨があるということです。
蛇の場合は、背骨を脊椎と思っていいようです。
蛇は無脊椎動物ではないことになりますよね。
蛇は体をくねらせて曲げながら移動できるのは、この背骨があるだけではありません。
背骨だけの働きではスムーズに蛇行はできません。
背骨とつながっている筋肉や肋骨もあるおかげで、くねくね蛇行ができます。
筋肉の収縮でそれぞれの骨を動かしているようです。
蛇を持ち上げるとわかりますが、かなりの筋肉質ですよ。
また、手に持ってみると、その筋肉がしっかりしていて、まるで手に張り付くような感覚があります。
あのしっかりした筋肉が動きの手助けをしているんでしょうね。
また、蛇には、上肢や下肢、骨盤はありません。
骨盤がないので仙椎はないんですね。
肋骨が位置している部分が胸椎になります。
この胸椎が一番多いといわれています。
あの動きからいくと柔らかい背骨のように思えますが、実際蛇の背中を触ってみると、かなりしっかりした背骨の感触があるようです。
まとめ
蛇の肋骨は、柔軟にできていて大きなものを飲み込むときに、自由自在に開いたり閉じたりできる仕組みになっているようです。この肋骨があるからこそ大きな生物も丸飲みできるんですね。さらに、飲み込んだものを胃まで送る食道の筋肉が、とても発達しているようです。蛇は見た目と違って、強靭な体を持ち合わせているんですね。