蛇のような形をした生物がいろいろいますが、細長くてニョロニョロとした動きの生き物は、それぞれ進むときの体の形が違ったりしますよね。
例えばミミズと蛇とでは、前に進む動きがまったく違います。
もちろんスピードも違います。蛇はどうやって前に進んでいるのでしょうか。
その進む原理はどうなっているのでしょう。
蛇の前進の原理について調べてみました。
蛇が前に進む原理は?
蛇の進む原理となる方法がいくつかあります。
まず、蛇の体は、上から見るとすべてがデコボコになるほどの凹凸もないように見えますよね。
実は、地面に接触している部分には、体の両側に角のようなものがあります。
この部分は、スキーのエッジのような役目を果たしていて、横には滑りにくいようになっています。
このエッジを生かしながら前進するようです。
蛇の体はそれぞれの箇所で垂直方向に地面を押しながら、左斜めに進むことができます。
蛇が前に進むときの方法
一つは、進むときに、頭の部分を地面のへこみや盛り上がっている部分に押し付けて、体を後ろの方へ押しながら前に進んでいきます。
二つ目は、体を曲げたら、後ろの部分を支点にして、頭を思いっきり前へ伸ばすことで前進する方法です。
三つめは、お腹の筋肉を伸ばしたり縮めることで、前へ進むパターンです。
この場合は、縮めたときのお腹の部分が、地面に引っかかることで支点にしています。
四つ目は、進む方向に対して、斜めに後ろ向きになって、上半身を持ち上げます。
そして進む方向へ体を投げだします。
その後に下半身はすぐにひねって上半身にひきつけて、飛び跳ねるような進み方をします。
蛇は、このような方法で木を垂直に登ることもできます。
細いロープに体を巻きつけながら進むことも可能です。
まとめ
蛇は、地面や木だけじゃなく水の上もスイスイと移動できるのがすごいですよね。もちろん、体が沈まないわけではないようです。お腹のうろこの部分を広げることで、水につかっている部分を広くして、沈まないようにしているようです。沈む前に素早く前に進んでいるんですね。あくまで泳いでいるわけじゃなくて、移動していることになるんでしょうか。