「どうせ蛇を飼うなら、うんと大型のが飼いたい!」と思いませんか?
どんなに大きい蛇でも、ぐるぐるカラダを丸めてもらえば、コンパクトに飼うことができます。
と書きたいところですが・・・日本の家庭では、大型の蛇を飼えるのでしょうか?
大型の蛇をペットにしていい?
大きい蛇といっても、大型蛇は種類がいっぱい!
その中で、ペットショップで普通に売っている蛇なら、かなりの大型であっても、ペットとして飼えます。
たとえばコースタルカーペットパイソンなどが、長く大切に飼ってあげると、体長250cmくらいになります。
自治体の許可を得るなど、ルールに従って飼えば、アミメニシキヘビなど、もっと大型の蛇も飼育可能です。
ただし、大型の蛇を飼うとなると、当然、飼育に必要な設備も大規模になります。
大型犬を飼う時は、許可が必要だったり、大きな犬小屋が必要となります。
大型蛇の飼育は、大型犬と同じくらい、もしくはそれ以上に手間と費用がかかるもの。
そう思った方が無難です。
ペットにできる大型タイプの蛇は?
「自分はどんな蛇を大型と考えているのか?」もポイントです。
コーンスネーク、ボールパイソン、カリフォルニアキングスネークなど、ペットショップで普通に買える蛇のほとんどが、長く大切に飼ってあげると、体長150cmになります。
150cmというと、小柄な人の身長くらい。
市販のシングルベッドの縦の長さは、180cm前後です。
リアルのペットショップで、150cmに育った蛇を見せてもらってください。
意外と大きく感じるはずなので、それを確認してから、飼育する蛇を決めましょう。
自分の飼いたい蛇が決まっている場合は、最大どれくらいまで成長するか、店員さんに確認してください。
大きい蛇を安心して購入するには?
大きな蛇は丈夫で健康そうに見えますが、実際にはそうでもありません。
蛇が住みやすい自然界から引き離されて、蛇が住みにくい人間社会に連れてこられるのですから、蛇にとっては、予想以上に不自由な環境なのです。
ちょっとしたことがストレスになって、何も食べなくなったり、あからさまにイライラして不機嫌になったり。
飼い始めると、次々と問題が起きることがあります。
それをケアして可愛がってあげるのが、飼い主の役目になります。
自分がケアできるサイズはどのくらいか、冷静に見極めて購入しましょう。
まとめ
大きい蛇を飼うのは、予想以上に手間がかかるものです。
餌を食べなくなったり、不機嫌になったり、体調をくずすこともあります。
外に出て「脱走した」と言われたあげく、悪者扱いされることも・・・。
どんなに大きな身体をしていても、自分の生まれた自然環境から引き離され、不慣れな人間社会に連れて来られた、わりと弱い立場です。
せっかく出会った命ですから、大切に可愛がって、楽しくすごしてください。